前回の記事にて通常の株式会社ロックオン社製のプラグインはこれで最後だと思いますと書きましたが誤りでした。
今回は見落としたプラグインである以下のプラグインを紹介したいと思います。
「カスタムCSV出力プラグイン」
EC-CUBE 2系に存在していた「CSV出力項目設定>高度な設定」と同等な機能です。
見落としていた言い訳にはなりませんが公開が2017年05月01日となり比較的新しいプラグインの様ですね。
簡単に言うと情報が保存されているデータベースから直接データを取得するためのプラグインです。
・・・正直に言ってどの辺りに需要があると判断されているのか正直不明ですね(笑)
勿論必要とされる方もおられるとは思うのですが SQL の記述詳しい運営者がどれぐらいいる想定なんでしょうか。
私たちのようなカスタマイズを行う業者からすると一定の需要はあるのかとは思いますが・・・
と云うことで「カスタムCSV出力プラグイン」をインストールしてみます。
プラグイン一覧画面には「カスタムCSV出力プラグイン」というプラグイン名で表示されています。
この時点では特に難しい設定は無く有効にすることで初期設定は完了です。
続いて運用についてです。
「カスタムCSV出力プラグイン」を導入すると管理画面のメニューに以下の内容が追加されます。
「管理画面 > 設定> 基本情報設定 > カスタムCSV出力」
上記の管理画面にて CSV への出力内容の設定や、設定した内容による CSV 出力を行うことが出来ます。
登録した CSV 出力内容は該当ページの SQL一覧に表示されます。
過去に登録した設定でCSVを出力する場合は重宝するかと思います。
登録するためには登録用の「名称」と「SQL文」を登録します。
SQL文を記載する際の注意点として先頭の「select」と最後の「;」は記述しないと云う形ですね。
まぁ、当たり前ですがここから 登録・変更・削除を行われても困りますからね。
ちょっとだけ嬉しい機能としては SQL チェックがありますね。
但し、ここに SQL 文を記述してCSVを取得するレベルの人であればこのチェックボタンはいるのでしょうか(笑)
これで該当プラグインに関する説明は以上となります。
ソースも見てみましたが特にこれと云った設定項目もありませんね。
実際には最近のサーバーには phpMyAdmin や phpPgAdmin は使用できるように設定されている場合が多いです。
敢えて言うと運用者用に CSV 出力を作成しておき、運用者が必要な際に CSV を出力出来ると云うぐらいしか使用用途が見つからない気がします。
そこは予算との兼ね合いもあるため一概には云えませんが、運用上大事な CSV であれば誤って削除できるような環境で行うのは不安ですね。
以前にも、モヤっとした気も地になるプラグインがありました。
もしかすると、このプラグインも新しい担当者さんが練習用に作成されたのかもしれません。
何とも不思議な気持ちになるプラグインです・・・
ということで、今回はここまでとさせて頂きます。
EC-CUBE3 分室
【3.0.15】カスタムCSV出力プラグイン(株式会社ロックオン社製)
2017年08月26日 / 投稿者名:chiharu
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